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【歴史探訪 宇治 平等院鳳凰堂に行ってきました】

お盆休みに家族でどこかに出かけようということになり、宇治に行ってきました。といっても、「宇治に行くぞっ!」と決まったわけではなく、10円玉の表側?裏側?図柄の方を見て「平等院鳳凰堂ってどこにあるんやろか?」とつぶやいたことがきっかけでした。

宇治茶で有名な「宇治」という地名は当然知ってはいましたが、具体的にどのあたりにあり、歴史的にどういう位置づけなのかは正直あまり知らなかったです。まぁ、とにかく平等院鳳凰堂に行ってみようということになり、宇治散策に出かけることになりました。

お盆の高速道路は交通量が多い。渋滞がある。そして長い。いろんなところで事故が起こり、また渋滞です。無限ループです。対向車線も同様です。やっとのことで渋滞を抜け、宇治市街へ。

宇治川の宇治橋あたりから、きれいな参道が整備され、いろんなお店が両脇に構えています。お茶の香ばしい匂いがそそりますが、まずは平等院鳳凰堂を目指します。

平等院鳳凰堂

<平等院>平等院は永承7年(1052)、関白藤原頼道によって父道長の別荘を寺院に改め創建されました。その翌年の天喜元年(1053)に阿弥陀如来を安置する阿弥陀堂が建立され、その建物が現在鳳凰堂と呼ばれている、経典に描かれる浄土の宮殿をイメージした優美で軽快な建物です。庭園は浄土式の借景庭園として史跡・名勝に指定され、現在鳳凰堂周辺の州浜や平橋・反橋などが整備されています。その他にも、平等院には大和絵風来迎図、梵鐘、鳳凰一対など平安時代の多くの文化財が伝えられています。特に11世紀の仏像群としては唯一伝来する、雲中供養菩薩像52躯は、いずれも雲に乗り、様々な楽器を奏で舞うなど、伸び伸びと繊細に彫り上げられています。平等院は、「古都京都の文化財」の一つとして世界文化遺産に登録されています。

<鳳凰堂>極楽浄土の宮殿をモデルにした鳳凰堂は、中堂、左右の翼廊、背後の尾廊からなる、他に例を見ない建物です。堂内には、平安時代を代表する仏師定朝の作であることが確実な現存唯一の仏像、本尊阿弥陀如来坐像をはじめ、雲中供養菩薩像52躯、9通りの来迎を画いた壁扉画など、平安時代・浄土教美術の頂点が集約されています。

平等院リーフレットより

平等院鳳凰堂の内部拝観は別料金で、待ち時間もありましたのであきらめました。

昼食後、周辺散策へ。

のどが渇いたので、調べてみると近くにスターバックスがあるとのこと。吸い寄せられるように店の中へ。普段はショートですが、この夏の暑さは異常です。水分補給も兼ねて一番大きいベンティ(Venti)を頼みました。写真を撮り忘れましたが、スターバックスの外観もなかなかの風情です。平等院正門付近にあります。気になる方は調べてみてください。

宇治川です。

宇治川

平等院の向こう側に宇治上神社があるので行ってみます。神社建築の中では現存最古と言われているようです。

宇治上神社

福寿園宇治茶工房へ。

福寿園宇治茶工房案内

福寿園宇治工房

福寿園といえば某飲料メーカーの伊右衛門。自動販売機が伊右衛門祭り(笑)

伊右衛門祭り

平等院、宇治上神社とも世界遺産に登録されているからなのか、海外の観光客が多かった印象です。帰りに参道のお茶屋さんで一服。

楽しい一日でした。