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京都、夢館の着物レンタルを体験した話

今日のブログのテーマは着物です。このブログで着物の話は初めてではないでしょうか。ブログに着物のカテゴリーをつくろう!と思います。

先日、京都に行って、人生初の着物体験をしてきました。着物を着て京都の町を歩き、観光もしました。なので、今回のブログは着物です。

古都・京都は歴史ある街で、日本全国はもとより海外からの外国人観光客も多いところです。そんな土地柄、京都には観光客向けの着物レンタルをしているお店がいくつかあるようです。

 

これまで着物とは全く無縁の人生でしたが、ここ数年は、夏になると浴衣が欲しいとか思うようになり、なんとなく着物へのあこがれがありました。そんなところ、京都にある着物レンタルのことを口コミで知り、一度は着物を着てみたいと思っていた自分は、インターネットで着物レンタルのことを色々と調査、料金も手ごろなお店を見つけたので、嫁と子どもをつれて家族みんなで着物体験をすることになりました。

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お店とレンタル料金

今回、着物レンタルをさせてもらったのは、京都五条にお店がある「夢館」さんです。

夢館を選んだ理由は、事前にネット予約すると着物のレンタル料金が2500円という安い価格だったから。ホームページの内容もわかりやすいです。

安い値段で食いつかせて、後から色々と料金が発生するのではと疑いましたが、着物一式から足袋、巾着、草履(草履)すべて込みで、それから着付けというのでしょうか、お店の人に着物を着せてもらって、全部入れてもネット予約料金は2500円です。今回、何の用意もなく、手ぶらで行って、ネットの通り2500円でした。

 

女性でヘアセットをしてもらう場合は、ヘアセット料金がプラス1500円です。男性のヘアセットのサービスはありません。かっこいい頭にしたい場合は自分でやりましょう。

 

それから、女性で髪飾りなど、かわいいお洒落アイテムを取り入れたい場合は、それぞれ数百円から、オプションとしてつけることができます。

我が夫婦のレンタル料金は各2500円、嫁と娘はヘアセット予約していたので、それぞれプラス1500円。娘はヘアセットのときに髪飾りなどをつけてもらって、プラス数百円したようです。髪飾りは購入なので持ち帰れました。この料金で、着物を着させてもらって、一日レンタルできるのだから、文句ありません。

 

着物の質について

夢館の着物レンタルの予約はしたものの、料金が安いから悪い着物ではないのか、お店に行く前はそんな心配もあったのですが、全く問題ありませんでした。そもそも着物の良し悪しもわからないので、そんな心配をする必要もなかったのですが。

当然、着物のことを良く知っている人からすると、レンタル着物の質については、あれこれあるかもしれません。ただ、着物体験が初めての私たち家族にとっては何の問題もない素敵な着物で満足でした。初めての方にはおすすめです。他の人の口コミなんかがあったらそっちも見ていただければと思うのですが。

 

ここからは、着物レンタルを体験ときの話です。

 

お店へのアクセス・到着から受付

夢館のお店へのアクセスは、京都地下鉄・烏丸線「五条駅」1番出口から徒歩すぐです。京阪の「清水五条駅」からも徒歩圏内です。JR京都駅、阪急の烏丸駅からは地下鉄でアクセスもよいところです。

 

五条通りという大きな通りに面したビルやマンションが並んだ界隈に夢館のお店があります。1階の入口にはいると、お店の人がいて靴を脱いで上の階に行くよう案内されました。そして受付。受付けの横がすぐに着物を選ぶ場所で、お店の人がひと通り説明してくれて、あとは自分たちで着物を選びます。

 

 

着物選び

20畳ぐらいのフロアに、着物がずらりと並んでいます。当日は週末ということもあり、お客さんも想像以上に入っています。ほとんどが女性客。着物も女性用が豊富に並んでいます。男性用の着物も少ないわけではなく、身長別に並んでいて、どのサイズも20着ぐらいあり、その中から気に入った色の着物を選びました。子どもの着物も少ないですが、幼児から小学生まで年齢別に並んでいて、少ないなかでも気に入ったものを選べました。

 

女性は着物を選ぶのも楽しいでしょうね。時間がかかりそうです。後から入ってきた男性グループはさっと選んで着付けに行っていますが、女性は着物の種類が多いということもあって、けっこう時間がかかっているようです。私と子どもは妻待ちです。

 

着物を選ぶと、そのフロアで料金を支払います。ホームページに書いていたとおり、1人2500円です。あとへアセット料金なども払いました。

 

 

着付け

着付けのフロアは別です。選んだ着物をもって男性、女性に分かれて着付けの部屋に向かいます。着付けの部屋に入ると、椅子に座って順番待ちです。予約なしの床屋さん方式で、1人抜けると詰めていくという感じです。待っている間に足袋をはいて、巾着袋を選んでおきます。足袋は新品でもらえます。親指の部分が割れている靴下のような感じです。

男性部屋には着付けをしてくれるお店の人が、4人ほどいて、手馴れた感じで着物を着させてくれます。

 

 

下着

着物の知識がまったくない自分ですが、着物の下には何を着るのだろうと思っていたら、白い肌着のようなものを渡してくれて、それを着たうえに、着物を着せてくれました。

 

 

ヘアセット

女性のみ有料でヘアセットをしてくれます(男性のヘアセットのサービスはありません)。

ひとり1500円です。事前にネットから予約しておきます。妻は着付けをする前にヘアセットをするかと思っていたようですが、着付けをしてくれた最後にヘアセットをしてくれたそうです。女性の着付け部屋には、お店の人がとても多かったと言っていました。

 

 

荷物

荷物は、お店が提供してくれる大きなトートバッグみたいなのに、自分の着替えから一式そこに入れてお店に預けておきます。貴重品は自分の巾着にいれて外出しましょう。

巾着には財布やスマホ、コンパクトカメラ、500mlのペットボトルが入りました。

 

 

待合室

1階に待合室があり、着付けが終わった男性がずらりと待っています。女性の方が時間がかかるので、必然と男性ばかりです。待合室では着物姿でみんなスマホをいじっているので、おかしな光景です。たぶん江戸時代に携帯電話があったら、こんな光景になっていたかと。夢館の店内はいずれも撮影禁止です。他のお客さんで着付けのときに友達同士で撮影しようとしていた人が注意されていて、そこで写真撮影はダメなんだなとわかりましたが、待合室には撮影禁止の張り紙がありました。

 

 

客層について

夢館に来ているお客さんは、男性グループも何組かいましたが、ほとんどが女性という印象です。あとカップルで来ている人もけっこういました。年齢層は、20~30代が中心でしょうか、あとは外国人の家族や、子連れで着ているのは我が家だけでしたね。当日だけのことしか知りませんが。

 

 

外出

着付けが終わったら、草履を借りて、あとは自由です。確か19:30までに夢館のお店に帰ってくるようにとの張り紙がしてありました。

小さな子どもは草履で歩くのは嫌になるかもしれないとお店の人に靴をもっていくことを薦められましたが、靴をもっていくのが面倒だったので、草履のみで行きました。

 

当日は天気もよく、最高の散策日和でした。せっかくの着物姿なので歴史を感じる場所に行こうと予定していて、夢館の近くにある歴史観光スポットを巡って戻ってきました。着物なのでいつもの歩く感覚と全く違いました。草履は問題ないのですが、歩幅の自由がなく、すぐにタクシーに頼ってしまいました。

 

 

帰りの着替え

夢館に戻ると、荷物を預けていた番号札を渡して荷物を引き取り、着付けをしてもらった部屋で着替え済ませて終了です。

 

初めての着物体験、楽しい一日でした。これだけ楽しめたことを思うと、レンタル料金も安いと感じました。

また機会があったら着物を着たいです。

今度は夏の浴衣でしょうか。そのときはまたブログで報告ますのでアクセスしてください。