違い雑学 ホテルと旅館の違いとは?

今まで知ろうともしなかったホテルと旅館の違い。なんとなく勝手に違いを決めつけていた・・・

ベッドが置いてあってシャワーがついている洋式の宿泊施設が「ホテル」温泉があり布団を敷いて就寝する和式の宿泊施設を「旅館」として区別?していた。今回、旅行で旅館を利用するにあたり気になる点が多かったので調べてみました。

営業形態の違い

☆ホテル営業:客室の数は10室以上、うち5室以上は洋室であり、シャワーや浴槽などの設備が洋式であることが条件です。また、共有部分のトイレは洋式(水洗)であり、男女別にしなければいけないという決まりがあります。

★旅館営業:客室の数は5室以上で和式の構造や設備にする必要があります。ホテル営業は入浴施設が必要ですが、旅館営業の場合、旅館近隣に温泉や銭湯などの入浴施設があれば、旅館内の入浴設備は必ずしも必要ではありません。また、洋式の客室を備える場合は、ホテル営業の基準に沿った設備や構造が求められます。

サービスやルールの違い

☆ホテルの特徴:料金は室料のみで、食事はついていないことが多いです。併設されたレストランやカフェの朝食券が付いていることもあります。室内は、ベッドの上以外は基本的に靴を履いたまま、土足で過ごします。スリッパが部屋に置かれていることもあります。また、客室の外をスリッパやパジャマで出歩くことは禁止されています。入浴は、客室についているバスルームで行ないます。海外の場合は、スタッフに用事を頼んだときはチップを渡します。日本では、基本的にサービス料が室料に組み込まれているため、チップを渡す必要はありません。

★旅館の特徴:料金は1泊2食付きなど、食事代込みであることが多いです。室内では靴を脱ぎます。仲居が部屋にきて、布団を敷いたり、食事を客室まで運んでくれたりします。また、客室の外であってもスリッパや浴衣で出歩くことができます。入浴は、旅館内または近隣の温泉に入りに行きます。部屋に通されたあとは、担当の仲居に「心づけ」を渡すことがマナーとされています。金額は1,000~2,000円が相場で、ポチ袋や白い包み紙に入れて渡します。しかし最近では、サービス料が料金に組み込まれている旅館も多くあり、断られるケースもあります。

料金の計算方法の違い

☆ホテルの料金計算:シングルルーム1室いくらといった計算の仕方が通常です。よくツインで1人あたりいくらといった表示をしているパンフレットを見かけますがそれは客室の定員を人数で割ったときの1人あたりの負担額を意味します。

★旅館の料金計算:旅館は1人あたりいくらといった料金設定をしているのが通常です。ですので0歳の赤ちゃんから利用料というのが発生します。0歳で布団も食事もいらないからと言って予約時に申請しないと旅館側からお断りされるケースもあるそうです。旅館側は、子供がいる居ない宿泊者の年齢層等を見てお部屋の配分を決めたりするそうです。お年寄りはエレベーターや出入り口近くとか子供がいる方は、それ相応の場所を・・・といった風に。

上記の事を踏まえて、ホテル・旅館どちらに泊まるか考えてみてはいかがでしょうか?

※入湯税については、温泉に入る入らないにかかわらず施設を利用する方全員に加算されます。